TOEFLはアメリカやカナダなど英語圏に留学生する学生を対称にした特殊なテストなため、一般の塾や英会話教室と違って、どこでも教えてもらえるというわけにはいかないことが多いです。
このような特殊な事情から、TOEFLを教えてくれる専門学校などでは受講料が高額であるケースも珍しくないです。地方では、TOEFLを教えてもらえる塾などが少なく、どうやって勉強したらいいのだろうと思っている学生さんもいると思います。
TOEFLに関しては話す&書くという単純採点できない要素が大きいため、TOEFLの試験に精通した先生の協力が必要になります。そこで、近くにそういった学校が無い場合、または、受講料が高い場合は、オンライン英会話スクールで学ぶ方法を検討してみてください。
TOEFLは、スピーキング、リスニング、リーディング、ライティングの4つのセクションに分かれてテストが構成されています。
アメリカやカナダなどの大学に入学するための英語のテストですから、大学の授業を受ける場合にどの程度の英語レベルなのかといったところがテストされています。
TOEFLのスピーキングは、出題に対して、自分の考えや意見をまとめて1分間前後で発言するというものです。マイクが用意されていますので、それに発話します。会話相手がいて話をする形式ではなく、自分で一方的に話す感じです。
考える時間は設問にもよりますが15秒から1分程度しかありません。つまり、教室で先生に意見を求められた場合、その場ですぐに読む・聞く→話すことができるかという能力が問われます。
こういった能力のレベルアップは、独学ではなかなか難しいです。誰かに自分が発話する部分を聞いてもらって、それが質問にしっかり答えているのか、分かりやすい英語であったのかという判断をしてもらう必要があるでしょう。
TOEFLのリーディングでは、アメリカの大学で学ぶことを想定して、アメリカの歴史、科学、物理、環境、地質学等に関連した時事ニュースや教科書から採用されたと思われる文章などが使われることが多いです。そのため、それに適した教材を読んで読解力を養う必要があります。
単に教材などの設問に効率よく答えるだけの受験スタイルでは、総合的な語彙や読解力を身に付けることは難しいです。読んで理解することが重要ですが、さらに一つのニュースを元に英語でディスカッションすることがオススメです。
人と話すことで、実際には理解していると思ったものが、全然そのトピックについて話せなくて、実は理解していなかったということを実感することがあります。ディスカッションは、アメリカの大学でもたくさん行われますので、読んで、理解して、話すという単純なような作業がとても大切になります。
TOEFLのライティングのセクションでは、読んで、理解して、書くというテストになります。大学では講義の内容をノートに書き留めるわけですが、そのためには、聞いたことをさっとまとめて英語で書ける能力が必要になります。
総合ライティング問題では、まずはテキストを読んで、その後にレクチャーの内容が流されます。そして、講義の内容を要約して短時間で書くというテストになります。これは大学で講義を受けているイメージと考えてみると分かりやすいですね。
独立ライティング問題では、議題が与えられて生徒個人が自分の意見を30分以内で書き上げるものです。当然、アカデミックなものですから、自分の考えをサポートするための具体例や根拠をしっかり述べなければなりません。
さて、ここまで読んで、受験勉強のように単に過去問題集を解くとか、参考書類を読んでいれば何とかなるテストではないことは理解していただけたと思います。
大学の講義についていける能力が求められるテストのため、実践的な能力が求められるというのが一番大事なところですね。
こういったTOEFLの特徴をよく研究して、勉強方法を考えてみてください。
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