TOEFLのテスト対策としては、問題集や模擬試験問題をこなしながら、独特のテストに慣れていきましょう。
市販されているTOEFLのテスト教材は限られているので、新しいものを見つけるのはだんだん大変になってくるかもしれません。
私は、新しい教材だけでなく、役に立たないかもしれないけど図書館にある古い試験問題集まで色々探してきてやりました。
同じものを何度もやっていたので、当然、答えを覚えてしまうところも増えてくるのですが、それでも気にせずにやりました。
さすがに今日やった模擬テストを明日もやるというのでは答えの丸暗記でこなせてしまうので、忘れたころにやるように時間を置いてやりました。
なぜ、一度やったテスト教材を何度もやったかという理由がいくつかあります。
繰り返して理解度を深める
TOEFLの勉強を始めたころは、正直、何度も同じテストをやっているのにいい点は取れませんでした。
一度採点をして答え合わせをしているはずのテスト教材や模擬テストでも意外に間違えてしまいました。
要は分かったような気がしても、根本的に理解していなかったということなのです。
前回正解だったのに、次では間違ったというようなこともありました。前回はまぐれで正解だっただけなのに、正解だからいいだろうと深く考えなかった結果です。
答えの一つ一つを突き詰めていくと、この解答はこれしかないという自信があるわけではなく、たぶんこれだろうという曖昧なものも多く、これではテストを受けてもスコアが安定しないのは当然でした。
細かいことかもしれませんが、繰り返しで色々な発見がありました。
試験時間と形式になれる
TOEFLの試験は、英語だけの試験で長丁場です。
今まで日本語環境で学んできた私には、リスニング・セクションでずっと英語を聞かされるだけでも苦痛でした。
そこで、まずは形式になれることが大事だと思いました。
試験の時間が長いので、それに体を慣れさせないと途中で集中力が切れてしまいます。
試験中に集中力が切れたら、せっかく勉強してもその成果を出せない可能性が高いです。
何度も模擬試験を繰り返しやっていると、試験時間がそれほど苦痛ではなくなってきます。
問題が解けるか否かというのはまた別の問題で、慣れるということが大切に感じました。
以前はもう少し安かったですが、今では1回の試験に225ドルもかかります(執筆現在)。
近くに試験場がなければ交通費なども入れて、1回の試験に3万円くらい必要になる学生さんもいるのではないでしょうか。
集中力が切れて試験がだめだった・・・なんてことにはしたくないでしょう。
TOEFLに対する自信を持つ
いつまでも低い点数しか取れない状態でTOEFLをやっているといい加減イヤになります。
ある程度答えを知ってしまっている模擬試験を繰り返しでやって良い点数を取ったからといって、何の自慢にもならないのですが、間違える箇所が少しずつでも減ってくれば自信が持てるようになります。
自分で採点をして間違いばかりでは、やる気もうせます。嫌いにならない程度に自分を褒めながらやる方法と考えてもいいかもしれません。
そして、模擬試験を何度もやっているとパターンが見えてきます。
試験を初めて受けるときは、何をどうすればいい?という初歩的なことから、ちょっと想定していた以外の問題が出てくるとパニックになってしまうことがあります。
でも、試験形式慣れていると、「ここで間違えても大丈夫、次はこういう問題だから取り返せる」、「ここでは余り時間を使っては後々困るから無理をしないで進もう」というようにペース配分ができるほど心の余裕が生まれてきます。
模擬試験で実力を試すのも大事ですが、実力を試した後は、時間配分や集中力、解答方式や試験の流れに慣れるために、日をおいて同じ試験問題でも繰り返し利用するのも悪くないと思います。
おすすめのTOEFL教材
まず一番にオススメなのは、Barron’s TOEFL iBT (Internet-Based Test)です。定番といってもいいです。
バロンズのTOEFL iBTのライティング用です。TOEFLの作文サンプルなど参考にライティング技術を学べます。
TOEFLの運営元ETSが発行しているTOEFLガイド&問題集です。TOEFLの各セクション(リーディング、リスニング、スピーキング、ライティング)の解説から回答方法までカバーするガイドです。CD-ROMと3つのテストが含まれています。
その他、TOEFL教材リストも参照してください。TOEFLキンドル版では比較的安く単語集などが手に入るのでお勧めです。
最近充実してきたオンラインのTOEFL講座などに参加すれば、模擬試験がたくさん提供されています。