kindle unlimitedは、月額980円で何冊でも電子書籍が読めるアマゾンのサービスです。語学やTOEFL関連の書籍も含まれるため、TOEFL受験者にとっては、たくさんの語学系参考書(特に洋書)が定額で読めるお得なサービスともいえるでしょう。
kindle unlimitedの便利なところ
アマゾンでは、本や雑誌などがパソコンやスマホで電子書籍として読めるようになっており、kindle unlimitedに加入すれば月額料金のみで読み放題できます。
月額980円ですので、1~2冊本を買うこと考えるとすぐに元が取れてしまう料金です。kindle unlimitedでは、日本の本は12万冊以上、洋書は120万冊以上が読めるということです。
英語を学ぶ人にとっては、海外から本を取り寄せる手間や費用を考えたら便利なサービスでしょう。
TOEFLを学び始めた頃は、日本語の参考書を利用する人が多いでしょう。でも、TOEFLはすべて英語で行われるテストですので、いずれはアメリカの参考書などで学ぶようになっていくと思います。アメリカやカナダの語学コースでは、当然ですが、英語のテキストを使ってTOEFLを学びます。
日本語で書かれているTOEFLの参考書は少なく、問題集もそれほどありません。TOEFLの専門家といわれるような講師も、アメリカに比べると日本は圧倒的に少ないです。
もっとTOEFLを学びたい、問題集をこなしたいと思ったとき、洋書を手に入れたくなると思います。アメリカではTOEFL関連の書籍が多くとても重宝します。
日本の参考書は読みつくしてしまって、あとはTOEFLの問題集をどんどんやりたいというときには、洋書が便利になります。kindle unlimitedからTOEFL関連の本を探して、その中にある問題集だけをこなしていくという方法もあります。
kindle unlimitedとPrime Readingの違い
アマゾンにはkindle関連で紛らわしく思われるサービスがあります。それは、kindle unlimitedとPrime Readingです。
kindle unlimitedとPrime Readingは、いずれも定額で読み放題できるものですが、それぞれ異なるサービスになります。
Prime Readingは、「アマゾンプライム」というアマゾン会員向けサービスの中に含まれるものです。年額3900円または月額400円で、配送料無料サービス、プライムビデオ(映画・ドラマが見放題)、プライムミュージック(音楽が聴き放題)、そして、Prime Readingといったサービスが利用できます。
月額料金で見るとアマゾンプライムの方がkindle unlimitedより安いですが、Prime Readingで読めるのは数百冊程度なので、100万冊以上読めるkindle unlimitedとはだいぶ異なります。
試しにPrime ReadingでTOEFLを検索したところ、2冊しかヒットしませんでした(執筆現在)。Kindle Unlimitedで読める語学(英語)のリストは非常にたくさんありました。
kindleストアというもありますが、こちらは有料で一冊ずつ購入します。kindle unlimitedと間違うことはないと思いますが、「¥0 kindle unlimited」と書かれている電子書籍のみが定額サービスで読めるものです。
kindle unlimitedのデメリット
kindle unlimitedでは、発売されているすべての本が読めるわけではありません。そのため、希望する書籍に巡り合えないことがあります。
kindle unlimitedで読める書籍が自分が必要としているものか、レビューを参考にするなどして選んでください。個人的には、ページ数が少ないものは外れが多いので、説明欄で50ページ未満の本は避けています。でも、間違えて選んでしまっても、料金が変わるわけでないので、また次の本を選べばいいだけです。
月に1冊程度の参考書を集中して学ぶのであれば、kindle unlimitedが読み放題といっても十分活用しきれないでしょう。そういった学習方法を選ぶときには、kindle unlimitedではなく、気に入った参考書を購入してじっくり学んだ方がよいでしょう。
kindle unlimitedでは、語学書ばかりではなく、一般の書籍をはじめ、雑誌や漫画もたくさんありますので、そちらも利用するのであれば元は取れると思います。
Kindleが無くてもkindle unlimitedは利用できる
Kindleはアマゾンが発売している電子書籍リーダーです。
Kindleがないとアマゾンの電子書籍が読めないと思っている方がいますが、パソコンやスマホでも、無料の専用アプリをダウンロードすれば読むことができます。
スマホの小さい画面では読みにくいとか、パソコンでは持ち運びができないといった不便なところがあるので、Kindleがあれば便利なことは確かです。
ちなみに、Kindleは電子書籍が読みやすいだけでなく、辞書をはじめ簡単な翻訳機能も付いているなど、語学学習にはとても便利な端末です。
たとえば、辞書で調べた単語を自動的に単語帳に追加できる機能があるので、後から復習することができます。また、本の中で難しい英単語が使われているときには、「Word Wise」で簡単な同義語が表示されますので辞書を確認する必要がないこともあります。
kindle unlimitedでTOEFL学習にお薦めの書籍
kindle unlimitedに掲載されている書籍の中で、TOEFLに役立つものを一部ご案内します(執筆時)。英語を学ぶための参考書はたくさんありますので、選択肢はいろいろあると思います。
kindle unlimitedでは、読み放題できる書籍の入れ替えが行わることがあります。こちらでご紹介したものがご覧になれなくなることがありますので、その際には他の参考書などを探してみてください。
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